公益社団法人・日本口腔インプラント学会 中部支部
支部長挨拶
 中部支部の会員の皆様には日頃より、支部活動にご理解、ご協力を賜りまして誠にありがとうございます。
 この度、永原國央教授の後任として、中部支部長を拝命いたしました愛知学院大学歯学部の村上弘でございます。中部支部は関東・甲信越支部と近畿・北陸支部の中間にあり、東からも、西からも、そして北からもアクセスの良い地域です。会員も1,589名(平成30年6月30日)となり、インプラント学会の中心として発展したいと考えております。
 近年、インプラント治療はブリッジ、可撤性義歯とともに欠損補綴の一手段として、多くの患者様に施術されるようになりました。
 一方、日本は世界に冠たる長寿国となり、人口に占める高齢者率は27%を超えております。そのため、高齢者においてもインプラントの施術率は増加し、認知症や寝たきり高齢者の口腔内にもインプラントが見受けられるようになりました。いままでは、適正な位置にインプラントを埋入し、咬合再建に取り組んできましたが、これからは、すでに埋入されている既存のインプラントや認知症、重度の全身疾患をお持ちの患者様方に向き合わなければなりません。世界中のどの国も経験したことがない超高齢社会のインプラント治療がやってきました。これからは、いままでとは異なり新たなステージに向かうチャレンジ精神を持たなければなりません。それには、会員の皆様の知識とスキルの研鑽が必須で、インプラント学会が社会に担う責任は大変重大です。
 力不足ではありますが、会員の皆様とともにインプラント治療を通した歯科医療の未来を切り開きたいと存じますので、今後とも、お力添えのほど、よろしくお願い申し上げます。



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